パニック障害克服、脱デパス日記

29歳でパニック障害になり、約10年間ほど症状に悩まされておりました。その間、デパス、トフラニールなどの薬を常用しておりましたが、10年ぐらいかけ、断薬に成功しましたので、パニック障害に悩める方のご参考になればと思います。

パニック発作が起きやすい場所・状況

パニック発作を発症してから、半年ほどは家の中や、近所しか行動できない生活でした。

かれこれ10年近く、パニック障害と戦い、共存して生活してきましたが、一番ひどかったのは、初期の半年ほどだったと思います。それから何回も、発作に見舞われることはありましたが、最初の衝撃ほどではなかったと思います。

薬を処方してもらっていることがもちろん大きいですが、経験をしてきたことにより、若干は恐怖が薄まった、慣れた、対処の仕方がわかってきたということもあると思います。徐々にではあるものの、確実に良くなっていく病気だといえると思います。

 

初めは恐怖が植え付けられ、家を出ることもままならない日々が続いていたので、とにかくあの恐怖感を再度思い出すことがないようにすることが大事だと思います。

刷り込みのように恐怖は増大し、トラウマになっていくので、できるだけ発作が起こらない環境、生活をした方がよいと思います。

早く回復したい、出かけたい、社会生活に戻りたいと思う気持ちもあるかもしれませんが、恐怖感が抜けないうちは、パニック発作が起こりそうな場所は避けていくのが安全だと思います。しだいに行動範囲は、少しずつ広がっていくはずです。焦らず自分のペースで、大丈夫と思えるときに行動した方がよい。

 

下記は、私がパニック発作を起こした場所、状況です。

私の場合という限定的なところもあるかもしれませんが、ある程度、共通の状況・環境でパニック発作は起きやすいと思います。

私の場合、一番最初に起こった場所がディズニーランドということもあり、

・人混み、人が密集した場所、がやがやしている場所

が、とにかくダメでした。

続いてこちらの場所でも発作が起きやすかったです。

・電車、バス

・駅の改札、ホーム

・飛行機

・美容院などの身動きがとれない場所

 

・締め切った空間、閉所

・高速道路

・エレベーター

 

・ライブ

・隠れるような場所がない、だだっ広い場所

 

そして、発作が起こりやすい状況では下記のようなことがありました。

・寝不足

・風邪などの体調不良

・お酒を飲んだあと

・コーヒー・紅茶などのカフェインを摂ったあと

・なんだか不安感のある日、不安な予感のする日

・人の愚痴を聞いているとき、自分のキャパを超える悲しい話を聞いているとき

など。。。

なので、なるべくこのような環境、状況を避けるようにしました。

 

日常生活において避けられない状況もあるのかもしれませんが、心配なときには快速電車ではなく各駅停車に乗る、具合が悪くなったら帰る、無理に周りに合わせないなど、そういったことも大事だと思います。

私などは、周りのことなどおかまいなしで、ダメそうなときは走ってトイレへ駆け込んだり、突然バイバイして帰ったり、奇妙な行動をすることも、よくありました。

パニック障害であることを打ち明けておいて、それを迷惑に思うような人はあまりいません。もし変な風に思われても、発作を目の前で見せるよりはマシだと思っていました。

飛行機など逃げられない状況のときは、特にきつかったです。薬を飲んで、ただただ発作が収まるのを待つこともありました。

 

なるべくそのような環境に身をさらさないことは、パニック発作を起こさないためのひとつの方法ではあると思います。

しかし、これでは根本的な解決とはなりません。あくまで、恐怖を増大させないための方法です。

パニック障害は未だに原因不明の病気ではありますが、

やはり改善に大切なキーワードは

睡眠」「運動」「食事」この3つだと思っております。

こちらについては、またほかで触れていきたいと思います。